インターネットの活用が広がり、多くの労働組合がホームページを開設して広報活動をおこなっています。それを見ると①広報活動として広く組合主張を訴えるものと、②主として組合員向けにパスワードを使って開くもの、①②両方を兼ねたものがあります。ここでは全損保、金融労連、全農協労連のホームページを紹介します。
全損保のホームページではトップページを開くとトップニュースのリード文が表示され、「全文」をクリックすると本文に移行します。トップページに「過去のトップニュース一覧」への導入があり、「6・10外勤部学習会を開催」(6月19日アップ)、「第88回メーデー開催」(5月10日アップ)、「全損保バーベキュー大会開催」(4月27日アップ)など直近のニュースから2004年9月の全国大会まで、過去のトップニュースが一覧になっています。「瀧元中央執行委員長に対する不当配属を撤回させるたたかい 勝利解決かちとる」(2005年2月25日アップ)、「結成60周年レセプションを開催」(2009年10月2日アップ)など重要ニュースが閲覧でき、これまでのたたかいを振り返ることができます。さらに「あいおいニッセイ同和社の希望退職募集に対するとりくみ」「日動外勤のたたかい」「一人一言運動(冊子PDFデータ)」のバナーがあり、それぞれ記事・資料を開くことができます。また「損保業界の動き・3行ニュース」「労働組合の動き」で簡潔に業界と労働組合の動静を伝えています。
金融労連のホームページではトップページ「HOME」に「金融労連紹介」「機関紙」「資料室」「リンク」などのメニューがあり、その中の「ニュース」をクリックすると「ニュース一覧」が表示されます。「ニュース一覧」は3組織統合で金融労連が誕生した2006年から年ごとに表示され、2017年の項では「京都で学習交流集会」(6月10日~11日)、「大阪争議支援行動」(5月26日、大阪シティ信金などへの抗議行動)など直近の取り組みが開きます。また「八千代銀行争議―解決報告集会開く」(2012年5月25日)、「北洋銀行・齊藤過労死裁判、高裁で勝利判決」(2008年2月28日)など過去のたたかいを確認することができます。さらに、「資料室」には金融労連調査による「初任給一覧表」「銀行の平均年収推移表」が掲示されていて、各地の地銀、信用金庫などの初任給、メガバンクを含む銀行の平均年収推移の資料となっています。
全農協労連のホームページではトップページ「Home」の中央に「最新のニュース」の一覧があり、「第113回定期大会を開催」(7月14~16日)、「2017ヤングセミナー&青年部第9回総会」(7月1~2日)など報告記事や「声明 参議院本会議における共謀罪法案の強行採決に断固抗議し民主主義を守るために引き続き奮闘する」(6月15日)など「声明」の見出しがあり、クリックで本文が開きます。「声明」では「農業競争力強化支援法」成立に抗議し、安倍政権の『農業・農協解体』攻撃に屈せず、引き続きたたかう」(5月19日)、など安倍政権の農業・農協解体攻撃が何をもたらすかが理解できます。また「全農協労連女性部 2017春闘アピール」(2月28日)など春闘へのかまえが伝わってきます。トップページの左上に「取り組んでいる署名」のコーナーがあり、発起人雇用共同アクションの「8時間働いたら帰る、暮らせるワークルールをつくろう」と訴えるネット署名がアップされています。上記見出しをクリックすると署名の趣旨と経緯の説明するサイトが開き賛同署名が可能で、現時点で14,512人賛同しているとあります。
ここに紹介した単産ホームページは当「金融共闘」ホームページの「リンク」から入っていくこともできます。