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全損保・金融労連・全農協労連が女性のつどい開催


それぞれの思いを込めて集う

 全国金融共闘に加盟する全損保、金融労連、全農協労連は10月~11月にかけて女性のつどいを開催。「自分らしく輝いて生きるために~いま私たちにできること~」(全損保)、「女性の立場で共同運動を」(全農協労連)、「働き続けられる職場を」(金融労連)など、それぞれの思いを込めて集いました。


自分らしく輝いて生きるために【全損保】
11・11女性のつどい(全損保)

11・11女性のつどい(全損保)

 全損保は11月11日、「自分らしく輝いて生きるために~いま私たちにできること~11・11女性のつどい」を開催し75名が集いました。午前11時からの「オープン&フリータイム」で「タロット占い」「ネイルアート体験」「整体体験」などから「針金細工」「エコたわし」そのほか多彩な企画コーナーがフロアいっぱいに広げられました。12時30分から実行委員が模範となり「みんなで簡単なタオル体操」で体をほぐし、14時から岸松江弁護士(東京法律事務所)による講演「パワーハラスメントって何?~働きやすい職場をめざして」がおこなわれました。



重要なコミュニケーション 当事者への声かけ

 岸弁護士は厚労省の「パワハラ報告書」で、パワハラのあったとする企業が32%、従業員調査でパワハラを受けたとする回答が25%あったことを紹介。同報告書では脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言=「精神的な攻撃」が55.6%と最も多く、「過大な要求」28.7%、「人間関係からの切り離し」24.7%、「個の侵害」19.7%、「過小な要求」18.3%と続いています。パワハラの発生しやすい職場の特徴として「コミュニケーションが少ない」「正社員や正社員以外の様々な立場の従業員が一緒に働いている」「残業が多い/休みがとり難い」「失敗が許されない/失敗への許容度が低い」などがあげられています。
 岸弁護士はパワハラにどう対応すべきかについて、「上司が自らパワハラをしない、部下にもさせない管理をする」と同時に、職場内で適切なコミュニケーションを形成する努力の重要性を指摘しました。そして、パワハラに対しては解決に向けて声をあげること、公然と声をあげることができなくても、対象となっている仲間に声をかける事の大切さを訴えました。とくに精神的な攻撃を受けた当事者は自尊心が傷つき、自分を責めて孤立していく傾向が強く、仲間の声かけの大切さを訴えました。講演では損保の職場のパワハラ裁判で不法行為を認定し、損害賠償を勝ち取った事例も紹介されました。
 ミニコンサートではリコーダー、ギター演奏にアメージンググレースなど素晴らしい声楽の演奏が加わりました。全体会では、雇用責任を追及して闘っているニューインディア分会とゼネラリ分会からの訴えを受け、実行委員会の中島委員長が閉会のあいさつをおこない、その後懇親会に移りました。


女性の立場で共同運動を 第50回女性のつどい【全農協労連】
第50回女性のつどい(全農協労連)

第50回女性のつどい(全農協労連)

 全農協労連は10月21~22日、「第50回農協に働く女性のつどい」を開催しました。
 今回の女性のつどいは、「共同・共闘」の実践の一つとして、地域に踏み出し、女性労働者の立場で運動をひろげていくことを目的の重点としました。全農協労連の館野書記長の基調講演では「農業・農協改革」で農協がどのように変質させられようとしているのかを指摘し、職場のたたかいと同時に地域との共同した運動が必要だと提起。全労連・長尾ゆり副議長と、農民連女性部・藤原麻子事務局長から女性労働者を取り巻く環境や女性農業者が抱える課題などに対して、職場と地域・全国でつながる運動の大切さが報告されました。
機関紙『全農協労連』No1242「女性の立場で共同運動を」を読む


働き続けられる職場を 2017年女性のつどい【金融労連】
2017年女性のつどい(金融労連)

2017年女性のつどい(金融労連)

 金融労連は10月7~8日、「2017年女性のつどい」を開催し、田巻紘子弁護士(名古屋・南部法律事務所)から「子どもたちに平和な未来を」をテーマに講演を受け、憲法から国際情勢、身近な教育問題まで、ママとしても活躍される先生のお話に、参加者は聞き入りました。講演会の後は、2班で分散会をおこない、討議をおこないました。夜はバスをチャーターして、温泉の入れる旅館へ移動。クイズ大会を開き、地の食べ物を美味しく頂きながら交流会を楽しみました。
 2日目、分散会の続きと、全体会では各分散会の報告があり、最後に閉会の挨拶で終了しました。
機関紙『金融労連』No266「働き続けられる職場を」を読む

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