金融共闘

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○原水爆禁止世界大会にあわせて平和の取り組み
【全損保、金融労連、全農協労連】

核廃絶・平和への思いを次世代へ

 全損保、金融労連、全農協労連は8月4日~6日の原水爆禁止世界大会・広島に合わせて取り組みをおこないました。


損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭に取り組む【全損保】
花と折鶴を手向け平和を祈念

花と折鶴を手向け平和を祈念

 8月5日・6日、全損保は原水爆禁止世界大会に連帯し、損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭に取り組み、交流集会には31名、慰霊祭には40名を超える仲間が参列しました。
 8月5日、損保平和交流集会では全損保・浦上委員長が主催者あいさつをして、昨年、国連で「核兵器禁止条約」が圧倒的多数の賛成で採択され、その採択に尽力した非政府組織「ICAN」がノーベル平和賞を受賞したことに触れ、日本でも「核兵器廃絶」や「原発問題」等に多くの学生や市民が関心を持ち、運動が広がっている一方で、政府が「核兵器禁止条約」の国連会議に参加せず、日本をふたたび「戦争のできる国」にする動きを強めていると指摘。それに抗する運動を広げていくことを強く訴えました。
 つづいて、被爆者の証言で構成されたDVD「ヒロシマで何が起こったか」が上映され、呉を舞台に戦時の市井の生活が描かれた「この世界の片隅に」が紹介されました。次に、「全損保の碑」についてミニ学習会をおこない、全損保OGの岡さんが紙芝居「被爆アオギリ物語 そばにいるよ」を披露しました。
 8月6日、8時20分より全損保慰霊碑前で損保従業員原爆犠牲者慰霊祭を開催し、組合員・OB・関係団体代表など40名を超える仲間が集まりました。損保従業員89名をはじめ原爆の犠牲となられたすべての御霊に黙祷をささげた後、全損保・浦上委員長が主催者あいさつをして、「全損保は1949年の結成以来、『平和と民主主義を守る』の方針のもと、積極的に運動に参画し来年以降もつないでいく」と決意を語りました。その後、参加者が小菊の花とともに全国の組合員の思いがこもった12,052羽の折鶴を次々と慰霊碑に手向け、犠牲者を慰霊しました。

全損保HP ニュース「損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭」を開く


「平和の折り鶴」4,800羽を手向ける【金融労連】
4,800羽の折り鶴を「原爆の子の像」に手向ける

4,800羽の折り鶴を「原爆の子の像」に手向ける

 8月4~6日に開催された原水爆禁止世界大会・広島に、金融労連からは家族を含めて7人が参加しました。
 4日の開会総会では、全労連の小田川議長が開会宣言をおこない「ヒバクシャ国際署名」と9条改憲阻止の「3,000万人署名」の成功を訴えました。5日には、広島市内でフォーラム、特別集会、分科会がおこなわれ、金融労連の参加者は早朝に全国のなかまから寄せられた「平和の折り鶴」4,800羽を「原爆の子の像」に手向け、第4分科会「被爆体験の継承・実相普及と援護連帯活動」と、動く分科会「碑めぐり・遺跡めぐり」に分かれて参加しました。6日は、朝8時に広島平和記念公園での「平和記念式典」に参加し、引き続き全損保の「損保従業員原爆犠牲者慰霊祭」に参列し慰霊碑に献花。その後、閉会総会「ヒロシマデー集会」に参加しました。
(機関紙「金融労連」No286から)


「平和を考える農協労働者のつどい」開催【全農協労連】

 「原水爆禁止世界大会(広島)」に、全農協労連から8名(文化連労2名、山口・単1名、長崎・単4名、本部1名)が参加しました。
 8月5日の夕方には、農民連の参加者も一緒に「平和を考える農協労働者のつどい」を開催しました。つどいには、広島県の三次農協の元組合長で、全国農協中央会の元副会長でもある、村上光雄さん(被爆2世)をお招きして、父親の被爆体験や残された詩などをもとに、自身の平和の思いを語っていただきました。村上さんは、東日本大震災の発生時に、全中の副会長として、ご自身の思いから当時の「JA全国大会議案」で原発反対を明示するように訴えて、議案に反映させられました。当時、原発立地地域にある農協組合長からは、全国組合長会議などで色々と攻撃されたということですが、農業者にとって放射能は敵であることを力強く訴え、広島県の農協から福島の放射能調査に支援に行き、シンポジウム等で発言もされています。

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