金融共闘

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○全農協労連、金融労連、全損保が女性のつどい開催


それぞれの思いを語り合う

 10月~11月にかけて、金融共闘に加盟する全農協労連、金融労連、全損保は女性のつどいを開催しました。

第51回女性のつどい 〝農協に働く〟を考える【全農協労連】
第51回農協に働く女性のつどい

第51回農協に働く女性のつどい

 10月20日~21日、全農協労連は「第51回農協に働く女性のつどい」を大分県中津市で開催し16単組49名が参加しました。
 今年の「つどい」では「農協で働くこと」をテーマに、協同組合とは何か、農業・地域・平和の視点から考えることを目的に開催しました。
 冒頭、大分県の下郷農協の矢崎和廣組合長から講演を受けました。矢崎組合長は未合併農協である下郷農協が「『組合員が主人公』の運営を貫いている。地域に根差す農協でなければ価値がなくなってしまう」と講演。下郷農協労組からも5名が参加して全農協労連組合員と交流を深めました。
 2日目は元JA全中副会長で広島県の三次農協の前組合長である村上光雄氏から講演を受けました。「つどい」の後に全農協労連女性部の第7回総会を開催し活動方針、新年度役員を確認しました。(『全農協労連』No1254から)


2018年女性のつどい 落語で日本国憲法の先駆性を再認識【金融労連】
金融労連2018年女性のつどい

金融労連2018年女性のつどい

 11月3日~4日、金融労連は千葉市内で「金融労連2018年女性のつどい」を開催し32名が参加しました。
 「つどい」では金融労連の佐藤一枝副委員長が主催者あいさつを行い、八王子合同法律事務所の飯田美弥子弁護士が噺家「八法亭みややっこ」として「歴史に学び、未来を指向する日本国憲法」を演目に「憲法噺」を演じました。飯田弁護士は高校時代に落語研究会に所属していたと自己紹介し、会場に設営した高座に出囃子とともに和服姿で登壇。「みややっこ」師匠のお話に、参加者は爆笑を連続しながら、わかっていると思っていた日本国憲法の基本原理の先駆性を、新たな視点から再認識させられました。
 引き続き行われた女性参加者の分散会では、自己紹介と合わせて「課長」となっている組合員から「若い女性職員とベテラン女性の人間関係が難しい」「7年以上営業店から離れていたのに、課長として営業店に配属されシステムが大きく変わっていてトイレに行けないほど忙しい」など、末端の「管理職?」への任用にともなう問題や、他の金融機関へ検査目的で訪問する業務のある組合員からは、女性であることで軽んじられるなど、女性たちが直面している問題が出されました。また、詐欺被害者ではないかと疑いのある振込依頼者に、親族への再確認を助言しても「今振り込まないと大変なことになる」と強行しようとする高齢者が多いことなど職場の実態が出されました。


「集まって、語り合い、励まし合う」ことを大切に 15回目迎えた【全損保】
全損保女性のつどい

全損保女性のつどい

 全損保は、11月10日、東京千代田区で「女性のつどい」を開催し、81名が参加しました。「自分らしく輝いて生きるために~いま、私たちにできること~」をテーマに続けてきた「女性のつどい」は今年で15年目となります。会場には「タロット占い」「ネイルアート体験」「消しゴムハンコ体験」「革細工」、手作り販売の「木彫り細工」「針金細工」そのほかのコーナーが設けられ、12時30分からは「みんなで簡単体操」で体をほぐし、その後全損保浦上委員長が「『女性のつどい』がつくってきたこと、これからも求められる大切なこと」と題して講演をおこないました。
 浦上委員長は、営業担当者としての経験を振り返り、損保の仕事の魅力は、代理店や顧客、同僚との「人間関係」にあったと回想。橋本内閣の金融ビッグバンですすめられた損保自由化でそれが大きく変化したことを、全損保の「一人一言」運動で出された職場の声で明らかにしました。そうした職場の変化の中にあって、仲間が集まり励ますとりくみを続けてきた点に「全損保の素晴らしさ」があるとして、「誰にも相談できずに会社を辞めていく仲間がいなくなるように」との願いを込めて15年間継続してきた「女性のつどい」のあたたかく大きな意義を明らかにしました。
 講演の後、組合員によるウクレレ演奏、「アンサンブルアクアレーラ」によるリコーダーとギターのミニコンサートを楽しみました。
 懇親会を前に女性のつどい実行委員会を代表して中島実行委員があいさつをしました。中島さんは「15年間続けてきてよかったと改めて思いました。何よりも参加された皆さんの笑顔が印象に残っています」と話し、「これからも集まる場を必ず作っていこうと話し合っています。本当に苦しい思いを抱えている人こそ集まることのできる場を作っていきたいと思っています」と結びました。

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