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○第116回臨時大会開催【全農協労連】

全農協労連第116回臨時大会

全農協労連第116回臨時大会


職場の矛盾を乗り越える春闘へ

 2月15日~16日、全農協労連は静岡県で第116回臨時大会を開催し、2019年春闘方針や産別ストライキ権確立など全ての議案を可決し、大幅賃上げを勝ち取るとともに、農業・農協をめぐる職場の内外の課題に取り組むことや、組織拡大に全力を挙げることを決意し合いました。


組織改編の動きの中で、労働組合の役割が光る

 大会では、冒頭、砂山委員長が、今春闘で大幅賃上げと合わせて「農業・農協改革」など職場を取り巻く課題で奮闘することを呼びかけました。また、来賓としてかけつけた国民春闘共闘委員会の小田川代表幹事から、激励のあいさつを受けました。

 大会に参加した代議員からは、全国各地の農協や農業関連団体で、さらなる広域合併や事業所の統廃合など大きな組織再編が進んでいること、事業や仕事のあり方にも様々な矛盾や課題が生まれていることが語られ、そうした「自己改革」の矛盾のしわ寄せが、人件費・管理費の削減、さらなる業務負担の増加など、とりわけ労働者に降りかかっている実態が明らかになりました。

 一方、そうしたなかでも、秋期年末闘争の粘り強いたたかいで、年末一時金の上積みを勝ち取ってきた経験や、地本・単組・職場の各段階で組織拡大に取り組んできたこと、食料・農業をめぐる課題でも地域の共同運動を広げてきた実践が各地から発言され、労働組合の奮闘によって様々な課題を乗り越えてきていることも報告され、今春闘につなぐ教訓を共有し合いました。

 舘野書記長の討論のまとめでは、組織再編の中で解雇問題とたたかってきた仲間の奮闘や、「第28回JA全国大会」(3月7日開催)で農家を選別して協同組合を否定するような議案が打ち出されている課題に対して、仲間の要求に依拠してたたかっていくことを訴えられました。


全国の経験に学ぶ事が重要

 大会代議員の発言では、農協の再編・合併とそれに対する取り組みが以下のように報告されています。

  • ・県農協大会で24ある農協を5農協にする構想が決議された。今までとは次元の違う支店統廃合と職員削減の動きだ。農業・農協問題研究所の現地研究会を通じて、どこに目線を置くべきか学んだ。組合員と一緒に考えて行動することが大事だ。
  • ・県農協大会で県一農協構想が打ち出され、地本の討論集会に本部の中央執行委員にも参加してもらい講演をお願いした。また、県下の農協と連合会を訪問して呼びかけ、未加盟の職場からも参加してもらった。
  • ・県農協大会で経営基盤強化が打ち出され、経営指標をクリアできなければ合併に向かう方針だ。ある農協では早速、支店統廃合の話が出て農家組合員に説明しているが、不満が殺到している。
  • ・合併協議が進められている単組で、福島の仲間を講師に学習会を行った。全国の経験に学ぶ大切さを改めて感じた。

 大会ではその他、
・全国一律最低賃金を議員に働きかけるべき
・休止していた食健連(食料と健康を守る運動連絡会)を再開した
・振替休日未取得の実態調査と割増賃金支払い問題で、労基署への申し入れを行う
・女性の茶話会を行い、チョコレートづくりをしながら話し合った
などなど様々な取り組みが報告されています。

 大会では「第28回JA全国大会」に向けて、「第28回JA全国大会に対する特別決議」を採択しました。

全農協労連ホームページ http://www.nokyororen.ne.jp/topic/topic-top.html



加盟単産の取り組み

本部オルグ、西日本のつどいに132名が参加/全損保

 全損保は、2月20日に東京と名古屋、2月22日に大阪で、2019年春闘本部オルグをおこない、役員・組合員合計86名が参加しました。2月23日には「西日本のつどいin岡山―学ぼう・話そう・楽しもう」を開催し、職場をこえて近畿、中四国、九州など西日本全域から、46名の組合員が参加しました。

全損保ホームページ http://www.niu.or.jp/


ホームページ「資料室」に2019年度初任給一覧を追加/金融労連

 金融労連はホームページの「資料室」に2019年度初任給一覧を追加しました。全国の銀行、信用金庫、信用組合の初任給を調査して一覧表にしたもので、2019年3月11日調査となっています。

金融労連ホームページ http://www.kinyu-roren.jp/

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