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○第79回定期全国大会開催【全損保】

全損保第79回定期全国大会

全損保が第79回定期全国大会を開催


春闘方針を全員一致で確立

 3月13日、全損保は第79回定期全国大会を東京で開催しました。大会では来賓として国民春闘共闘代表幹事の小田川さん、全国金融共闘事務局長の金子さん、友好労組の大同労組委員長の比嘉さん、損保料率機構労組委員長の林さんから挨拶を受けました。


機関と職場が一体となって「賃金水準の引き上げ」かちとる

 浦上委員長が「2019年春闘方針」を提案しました。
 浦上委員長は、過去6年間の経済政策は一部の大企業を儲けさせたが、地域経済や国民の生活にその恩恵がまわっていないこと、日銀の金融政策がもたらしている被害について説明し、国民のための経済政策への転換を訴えました。

 また、賃上げに対する財界の姿勢が、昨春闘までとは違い賃上げのトーンが下がっていると指摘し「生活と労働に根ざした要求を掲げ、主体的にたたかい、かちとることが求められている」と訴えました。同時に、政府に対する国民の目は厳しくなっており、多くの国民が「反対」の声をあげ行動が広がっていると強調し、「声に出し力を結集してたたかうことで、私たちの明日を手にしていこう」と訴えました。

 損保情勢については、昨年相次いだ大規模自然災害によって業績見通しが下降し、経営の危機感は依然として強く、各社が「合理化・効率化」をおしすすめていることを指摘しました。また、自然災害への対応について、各社とも応援派遣が重なって労働実態が悪化し、他方で保険金の「早期支払い」が競われ、企業宣伝にも使われているとし、こうした政策の歪みが損保労働者に押しつけられ、損保に働く誇りと働きがい、産業の社会的役割を喪失させていることを説明し、将来不安がさらに高まっている状況を訴えました。

 一方で、賃金水準の引き上げに対する期待と要求が例年以上に高まっているアンケート結果を紹介し、「2019年春闘では、すべての支部・独立分会が『賃金水準の引き上げ』を柱とした要求に固執し、この労働組合に組合員が結集して自らの手で展望をきりひらく春闘にしていこう」と訴え、春闘の具体的な方針を説明しました。


34名が職場の実態と具体的な取り組みを報告

 この提案を受けた議案審議では、計34名の中執、代議員、オブザーバーから活発な発言がありました。発言では、

  • ・「西日本のつどい」では46名が集まり、交流が深まり励まされた。
  • ・自然災害の応援に行くと「1日○○件の協定を成約してほしい」など件数を指示されて、違和感を抱いた。
  • ・時間外労働の支払いで、実態通りの請求を制限する対応に、会社に繰り返し改善を求めたが誠実な対応がなかったので労基署に相談した。その後会社の対応が変わった。

など、職場の実態と具体的な取り組みが生き生きと報告されました。

 またマイナス金利政策の影響で、積立保険商品販売停止の問題に直面している共栄火災の外勤労働者に対しては「同じ外勤直販労働者として、これまで販売してきた商品が販売停止になることへの不安は痛いほどわかる」「私たちも支部分裂の時、大きな支援を受けた。今恩返しの意味を込めて支援する」「大阪では5月18日に『共栄の仲間を支援するバーベキュー大会』を開催する」など、大会参加者からの力強い激励が相次ぎました。

 審議の最後に執行部を代表して荒木書記長がまとめをおこない、2019年春闘方針が全員一致で確立されました。審議終了後、春闘宣言が採択され、佐藤副委員長の閉会挨拶・団結ガンバローで全国大会を締めくくりました。

(「西日本のつどい」「全損保第79回大会」の記事は、全損保ホームページ参照)

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