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○第9回中央闘争委員会を開催【全損保】

 全損保は3月11日に予定していた第81回定期全国大会を「新型コロナウイルス感染症」拡大の情勢の下で、4月15日に延長していましたが、3月25日の第6回拡大常任中央執行委員会で全国大会の開催中止を決定。そして、全国大会に準ずる形で4月15日に開催した第9回中央闘争委員会で2020年春闘方針を決定しました。


直面する情勢に怯むことなく
「賃金水準の引き上げ」をかちとる
― 2020年春闘方針を確立 ―


第6回拡大常任中央執行委員会で全国大会の中止を決定

 第81回定期全国大会延期を決定した後にも、新型コロナウイルス感染症はさらに拡大し、3月19日には政府専門家会議による不要不急の外出を自粛する要請などがなされました。また、多くのイベントの開催が自粛され、損保各社でも新入社員集合研修の中止や人事異動時期の延期、在宅勤務の奨励など、感染予防対策が強化され、また関連労組・団体においても、各種会議や行動を延期・中止する状況となりました。
 全損保は、こうした状況を受けて3月25日に開催した第6回拡大常任中央執行委員会において、組合員の健康と生命を守る観点から、4月15日に延期していた第81回定期全国大会の開催中止を決定しました。



中央闘争委員会で春闘方針を決定し、要求書を提出

 そのうえで、組合規約に則り全国大会に準ずる形で4月15日に中央闘争委員会を開催し、各支部・独立分会にて決定した春闘方針への支持・不支持を集約、その過半数をもって方針を確立することとしました。4月15日に開催した第9回中央闘争委員会では、春闘方針および春闘スケジュールが全会一致で確認されるとともに、各支部・独立分会の要求内容が統一基準に照らして適正なものであることを確認し、春闘宣言を採択して閉会しました。
 翌16日、支部・独立分会は、確立した春闘方針に基づき一斉に要求書を会社に提出しました。
 全損保は、以上の経過を全損保ホームページで明らかにし、たたかいへの決意を以下のように表明しています。

「直面する情勢に怯むことなく全力でたたかおう」

 「新型コロナウイルス感染症」の拡大は、終息する時期が見通せず、全世界の経済が世界恐慌以来最悪、戦後最大の危機、そして人々の命と健康、生活と雇用が危機にさらされる事態となっています。損保の職場でも、「3密を避ける」「必要最小限の出社」が徹底され、「人が集まる」ことが制限され、“意思結集”“団結”が困難な状況ともなっています。こうした状況においても、損保に働くものには、その社会的な役割発揮と頑張りが求められ、要求実現を求める声はますます強くなっています。
 全損保は、直面する情勢に怯むことなく、知恵と工夫を凝らした、たたかいを構築し、「賃金水準の引き上げ」をはじめ、切実な要求実現にむけて、各級機関が先頭に立って、組合員一人ひとりの意識をより強く高く結集して、「70年の歩みをとめず、職場からたたかい期待と要求をかなえる」2020年春闘を全力でたたかっていきます。
全損保ホームページを開く


新型コロナウイルス感染症拡大の下での労働組合の闘い

 新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐための営業自粛などで、違法な解雇・雇止めや労働者への犠牲おしつけが広がっています。これに対して労働組合の闘いが取り組まれています。

「コロナ解雇するな」と厚労省要請【全国ユニオン】

 4月23日午後、全国ユニオンは参院議員会館内で厚労省に緊急要請を行い、「解雇・雇い止め・派遣切り」は違法であることを周知徹底するように厚労省に求めました。解雇された千葉リゾートホテルの社員も同席し、実態を訴えました。要請の様子はYouTubeに動画(5分)がアップされています。
 動画を見る ⇒ 全国ユニオンが「コロナ解雇するな」と厚労省要請

総合サポートユニオン、首都圏青年ユニオンの取り組み

 2014年に「ブラック企業対策ユニオン」として発足し、2015年に名称を変更した「総合サポートユニオン」は、首都圏青年ユニオンなどと連携して精力的に労働相談、企業との交渉に取り組んでいます。立ち食いそばの「名代 富士そば」でパート労働者が週五日勤務を3月から週三日に削られ、仲間数人と首都圏青年ユニオンの分会に加入。「給料を全額補償する」との回答を得たと報じられています。
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