第94回メーデー 中央集会に15,000人参加
5月1日、「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」のメーデースローガンのもと、第94回メーデーがコロナ禍前と同様の規模で、全国各地の会場で開催されました。
東京・代々木公園の中央メーデーには、新型コロナウイルス感染防止対策が徹底されるなか、15,000人を超える働く仲間が集まりました。
集会は、歌声合唱の後フランス労働総同盟からの「フランスではマクロン政権の年金改悪に労働者の95%が反対し、第2次世界大戦後で最大の運動の盛り上がりの中でメーデーを迎えている」という連帯のメッセージが読み上げられ、議長団として矢吹義則東京地評議長、砂山太一全農協労連委員長(純中立労組懇)が登壇。国民春闘共闘代表委員・全労連の小畑雅子議長が主催者あいさつをおこない、同時刻に開催の全労協などによる日比谷メーデーと連帯し同メーデー実行委員会の中島由美子代表幹事(全労協・全国一般労働組合東京南部委員長)から連帯の挨拶を受けました。
その後、各労組・団体の決意表明がおこなわれ、回転ずしスシローでアルバイトとして働く大学生が、首都圏青年ユニオンスシロー分会を立ち上げ、それを報道で知った徳島や仙台の女性パート労働者が「学生さんが頑張っているのだから私たちも」と相次いで組合に加入し、要求実現めざしてストライキを行ったと報告。今年2月に非正規労働者を含めて労働組合を立ち上げ、職場で多数派となった全印総連国際マイクロ写真工業社労組、3月9日に全国の職場で指名ストを行った全日本国立医療労働組合(全医労)からたたかいの報告、決意表明が行われた後、メーデー宣言を採択し、力強い団結ガンバローで締めくくられました。(YouTube第94回中央メーデー配信参照)
全損保からは、連休中の月曜日にもかかわらず代々木公園の中央メーデーに約210人が参加しました。集会後、3コースに分かれてデモ行進となり、全損保は代々木公園から恵比寿へ向かう恵比寿コース2.5キロを、「平和と民主主義を守ろう」、「憲法改悪反対」、「2023年春闘で大幅賃上げを勝ちとろう」など、シュプレヒコールをおこないながら元気よく行進しました。全国各地のメーデー集会にも全損保組合員が参加し、2023年春闘の山場に向けて団結を示しました。(全損保ホームページ全損保第94回メーデー参照)
全農協労連でも、全国の仲間が、各地のメーデー集会に参加しました。また、メーデーに合わせて単組独自の取り組みや交流会が行われています。東京・代々木公園で行われた中央メーデーには、東京地本・中央支部の仲間が未加入の農林漁業団体の労組に呼び掛けて「在京農林漁業団体労組メーデー実行委員会」を結成。当日は50名以上の仲間が参加し、「守ろう!日本の農林漁業」の横断幕を掲げてデモ行進を行いました。(全農協労連ホームページ祝!第94回メーデー参照)
金融労連は中央メーデーに12人が参加。札幌市中央区の中島公園の1200名が集まったメーデー北海道集会にはOB家族を含めて9人が参加、函館地区メーデーには6人が参加しました。大阪府岸和田市の岸和田統一メーデーには金融労連池田泉州従組と池田泉州従組年金者部会が参加し、新緑に映える岸和田城を見ながらの「メーデー日和」でした(「金融労連」5月10日号から)。大阪中央メーデーには昨年の2倍以上の2500人が参加し、金融ユニオンから2人が参加。大阪事務所でともに活動している大阪中央区労連のなかまと一緒にシュプレヒコールを行いながらデモ行進をしました。静岡メーデーには金融ユニオンから6名が参加。「青春時代」の替え歌「春闘時代」を舞台で熱唱し、アピールコンテストで2位に入賞しました(「金融ユニオン」5月15日号から)。