全農協労連2024九州地本女性のつどいin壱岐
全農協労連九州地本は、3月9日~10日に「粋 iki女子活~なかまたちのために1歩ふみだそう~」をテーマに「2024年九州地本女性のつどい」を長崎県壱岐市で開催しました。機関紙「全農協労連」4月1日号から紹介します。
初の離島での開催に、九州各地そして山口県から総勢44名の参加がありました。初日は地元の郷土料理「よごし」作りに挑戦! 4班に分かれて和気あいあいと手際よく出来上がり、試食中には初めましての緊張が自然とほどけたようでした。その後、全農協労連の二瓶繭子財政部長に『安心して働き続けたい・働き続けられる職場づくりにむけて』と題して講演を頂き、学習会を開催しました。
講演会では、①働き方とくらしは連動している。②最低限のルールである法律(労基法等)を再認識し、職場の中に根付かせ運用しよう。③なかま同士の話し合い(職場集会)や学習会などの日常活動を基礎に、なかまの声を束ねていこう。④大切なことは、女性が働きやすい職場は男性にとっても働きやすい職場であることを学ぶことが出来ました。夜の懇親会で各県の活動報告・自己紹介・お土産争奪じゃんけん大会を行いさらに親睦が深まりました。
二日目は、JA壱岐の野菜・果物の集荷場・家畜市場を視察。JA直売所でお土産も購入し、観光名所巡りも出来ました。二日間の天気のような参加者皆さんの眩しい笑顔が印象的で、次の学習会へ参加したいきっかけ作りになったのではないかと思います。ご参加・ご協力頂いた皆様のおかげです。ほんとにありがとうございました。また会いましょう!(「全農協労連」No1319から)
全農協労連静岡県単協労連では、青年女性部が交流集会を開催しています。交流集会は3月2日に合計42名が参加。
問題提起では、労働組合は自分たちの思うことを経営者に伝える組織であり、活用していくことが必要であること。そして、なによりひとりでも多くの声を拾い上げることが大切であり、なかまを増やそうと訴えました。分散会では悩みや問題となっていることを話し合いました。昼食は焼肉食べ放題で、食事の次はボウリング大会で楽しく競い合いました。参加者からは、「久しぶりに行って楽しかった」「また参加したい」「次は1位をねらうぞ」といった感想が出されました。中には、このボウリング大会のために相当練習してきたという声もありました。(「全農協労連」No1319から)
2月4日に開催された金融ユニオン第15回中央委員会で、黒田清美委員長は主催者あいさつをおこない賃上げと並んでジェンダー平等、非正規差別撤廃を今春闘のもう一つの柱と考えていると訴えました。
黒田委員長は自民党の麻生副総裁が、上川陽子外務大臣を「あのおばさん」と呼び「そんなに美しい方とは言わないけれども」と評したことに触れて、「国の政治の担い手がいまだに女性をこんな風に年齢や容姿を取り立てて言うことは言語道断」と厳しく批判。非正規労働者の約7割が女性という現実があり、男性労働者の非正規化も進み、そのことが賃金全体が上がらない原因となっている。女性パート労働者は「家計補助的」で賃金は低くていいという考え方があり、そうした古い家父長制の考えによる税制や社会保障制度が性差別を支えていると指摘。
今日、女性の就業率は上昇し15歳から65歳までの女性の72.4%が就業し、出産・育児中の年齢といわれる25歳から44歳の女性も79.8%が就業していると説明。「女性がいきいきと働きがいを持って働ける職場に改善することは、男性も含めた職場環境を改善することになります。ジェンダー平等を賃金と職場環境の両面から発展させていきましょう」と呼びかけました。(「金融労連」No416から)