全損保 秋の本部オルグ開催
全損保は、秋の本部オルグを11月20日東京で開催しリモート参加をも呼びかけ、会場に24人、オンラインには22人の合計46人が参加しました。
オルグでは、浦上委員長が戦争や政治、経済がもたらす国民・労働者への被害を説明。損保産業では自社利益優先、消費者軽視、長年の商慣習などが「保険料の事前調整」、ビッグモーターにかかわる一連の問題、情報漏洩問題を引き起こしたと指摘。「産別の労働組合として、産業の健全性を取り戻し、消費者の信頼を取り戻す必要がある」と強調しました。
最後に、前年度に引続き「地域組合員との意見交換会」を継続していくこと、同じ地域で、同じ仕事をする仲間同士がつながることで全損保の運動を広げていこうと呼びかけました。参加者からは、職場の実態、労働生産性が追求される働き方への問題意識や、要員不足の深刻さや労働実態の悪化が報告され、同じ損保に働く仲間として実態を共有し合いました。
そして、今年度も損保で働く仲間が地域で集まる場を可能な限り設定し、同じ地域に働く組合員同士が連絡を取り合って具体的なとりくみにつなげていくことを確認し合いました。
(全損保ホームページから)
全農協労連は、10月26~27日に都内で第56回農協に働く女性のつどいと、女性部第13回総会を行いました。女性のつどいでは、全労連前議長・国民春闘共闘委員会前代表幹事の小畑雅子さんが「労働組合だからできること~ハラスメント問題を起点に仲間と一緒に働き続けられる職場をつくろう~」と題して講演しました。講演はオンラインでも視聴できるようにして多数の参加を呼びかけました。
小畑さんは、ハラスメントはすべての職場の問題で、人権の侵害であり、根底にはジェンダーの問題があり、我慢すべきことではないと訴えました。そして、職場におけるハラスメント防止対策や解決することは事業主の義務であること、当事者と共に声を上げる運動につなげていく必要があることを強調されました。講演会後の全体ディスカッションや翌日のグループワークでは、参加者から実際にハラスメントを受けた実例が出され、二度とハラスメントを発生させない運動を諦めずに続けていくことを確認しあいました。
女性部第13回定期総会では、女性のつどいや女性集会が積極的・継続的に取り組まれている地本の活動や単組の取り組みが報告され共有しました。参加者からは他の仲間にも「一緒に参加しよう」と声をかけて参加を広げてくれたことが紹介され、実感を自分の言葉で語りながら仲間づくりをしていくことを全体で確認しました。また、第56回日本母親大会に参加した仲間が報告し、母親運動のきっかけとなった水爆実験をはじめ核の非人道性について語り、核廃絶を呼びかけました。
(全農協労連ホームページから)
金融労連近畿地協は10月19日、大阪市内で第19回定期大会を開催し、役員・代議員20名(委任状4名含む)が参加しました。
岡野議長は「日本被団協のノーベル平和賞受賞は、核兵器の禁止が世界で一番求められていることの証です」として、「被爆者から次の世代への継承が大切」と指摘しました。そして「24春闘でちょっと賃上げがあったが、実質賃金は下がっている。25春闘で賃上げを続けなければいけない」と継続の重要性を強調しました。また、「70歳までの雇用延長は若い人たちのためにもなる。年金をもらうときになって絶望しないために若い人も今から声をあげましょう」と幅広い層に響く運動を訴えました。
来賓の大阪労連・永井副議長は、皆さんが24春闘で本当にがんばられたので、大阪の国民春闘共闘は単純比率で27年ぶりの5桁の賃上げを勝ち取ることができた。大阪府の公務員は『若手は引き上げるけど、年寄りは3千円』という回答だったが、それでも今までにない賃上げ回答になったと賃上げをめぐる情勢と官民共同の重要性を訴えました。
金融労連の中島委員長は、ジェンダー問題はじめ格差の是正や、人員の確保ができないと社会的責任が果たせない。労働組合が目を光らせなければならない。ベトナムの銀行労組と交流したが、非正規労働者がほとんど存在しないベトナムの銀行では、ジェンダー不平等や賃金差別の問題が発生しない。差別が日常化している日本で、労働組合が『おかしい』という意識を持ち続け取り組んでいきましょう」と激励しました。
(関連記事ベトナム銀行労組と交流)
討議では、
議長 | 岡野 展子 | 池田泉州従組 |
副議長 | 後藤 光明 | 京都北都従組 |
事務局長 | 阿部 正巳 | 京都北都従組 |
事務局次長 | 松島 照男 | 金融ユニオン大阪分会 |
金融労連近畿地協「近畿のなかま」No83から