大阪シティ信金前で宣伝カーから訴える尾形さん
5月26日(金)、大阪労連が主催する「春の大阪争議支援総行動」が取り組まれ、200名を超える参加者が企業・自治体に争議解決を迫りました。
大阪シティ信金で不当に解雇された尾形さんの解雇撤回を求めてたたかっている金融労連は、北海道や東京など各地から32名が駆け付け行動に参加しました。早朝の7時45分から、北浜の大阪シティ信金本店周辺でハンドマイクも使ってビラ配布をおこないました。11時20分からは総行動参加者が大阪シティ信金本店前に集結し、宣伝カーの上から大阪シティ信金の職場で起きているパワハラ、人権侵害、労基法違反、中小業者いじめの実態を次々と訴えました。
解雇撤回を求めてたたかっている尾形さん本人も宣伝カーの上から「私をばい菌のように扱った支店長らを絶対に許せない。人生に悔いのないたたかいをしたいので、みなさんのご支援をお願いします」と訴えました。
信金に対する要請行動には大阪労連の川辺議長、金融労連の中島委員長など労働組合の代表に加え、今回初めて地元の商工団体からも参加があり、大阪シティ信金が労働者・中小業者を大事にする信金になることを強く要請しました。
尾形さんは2006年に当時の大阪市信用金庫に入庫しましたが、支店長による理不尽なパワハラにあい休職を余儀なくされました。金融ユニオンに加入し金庫と交渉しましたが、2014年12月に解雇され、昨年9月、大阪地裁に提訴してたたかっています。金融労連・金融ユニオンは大阪シティ信金への抗議・宣伝行動に取り組み、金融庁や全信協などへの要請の中でこの問題を取り上げ、解決を迫っています。全国金融共闘の金融庁要請の中でもこの問題を取り上げ、4月の「4・14金融共闘統一行動」では信金中金前での早朝宣伝行動で福井信金の公益通報者不当解雇問題と合わせて大阪シティ信金のパワハラ解雇撤回を訴えました。(当ホームページ「4・14金融共闘統一行動」と同「争議の訴え」参照。)
大阪シティ信金は2013年11月に大阪市信用金庫、大阪東信用金庫、大福信用金庫の3金庫が合併し、「大阪府下1位、全国9位の預金量 大阪シティ信金誕生」と報じられ、支店数101店、職員数2,139名とされています。